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西都保健生活協同組合 
「たぬきのひとりごと」

北クリお薬ゼミナール その3 胃薬の2

胃薬 その2です

前回の 宿題の答えもあります。[ステロイド離脱症候群][塗り薬の使用期限]など   ステロイドについてはこちらで

http://www.saito.coop/article.php/20100610071534321

胃薬その1は こちらで http://www.saito.coop/article.php/20100715071448507

 次回は 通じ薬(便秘薬)です 

■ちょっとの工夫で胃薬いらず?

最初に胃の機能を紹介したとおり、胃は食べ物を消化する場所です。つまり、食事の工夫で多くの胃の症状を和らげることができます。

  胃もたれを起こす三つの「あ」、すなわち「アルコール・油っこいもの・甘いもの」のとりすぎに注意しましょう。三つの「あ」は肥満や生活習慣病の原因にもなります。

  消化不良を起こしやすい人は、食事の最初はよく噛んで食べましょう。胃が食べ物を消化する準備をして胃酸や消化酵素を出してくれます。唾液も出やすくなり一石二鳥です!食事のあとに横にならないようにすると、胃酸が上がってきにくくなり、げっぷの体への負担も減ります。

もし市販の胃薬を買うならば、症状と上の成分表を見比べて選んでみてください。市販薬を飲んでも改善されない場合や、痛みが長引く場合は、早めに医師に見てもらうようにしましょう。

 

■気を付けたい副作用は?

・消化薬:くしゃみや皮膚発赤など 

・鎮痙薬:口が渇く、便秘、頭痛、おしっこが出にくい(高齢者の男性は特に気をつけてください)

PPI:白血球が減ることがあります。長期的に飲む場合は血液検査を定期的に受けて下さい。

H2ブロッカー:幻覚・せん妄などの精神症状 (高齢者)、不整脈など。

・制酸剤:おなかが緩くなることがあります。その作用を目的に、下剤として使われる事があります。

・消化管機能調節薬:小児やお年寄りが服用する場合は足がすくんだり、手が震えることがあります。(錐体外路症状と言います)

 

■気を付けたいお薬の飲み合わせは?

  鎮痙薬と消化管機能促進薬

    鎮痙薬は胃の動きを弱める薬で、消化管機能促進薬は胃の動きを促す薬です。

それぞれ逆の作用を持つので、併用すると両方の作用が打ち消しあい、効果が弱くなります。

  制酸剤など一部の胃薬と抗生物質(ニューキノロン系・テトラサイクリン系)

制酸剤に含まれる金属と抗生物質が結合して抗生物質の効果が下がってしまいます。

 

□番外編□ スイッチOTC・ファモチジン

市販薬であるガスター10の有効成分ファモチジンは、もともとは医師の処方が必要な薬でしたが、長年の使用と研究によって安全な薬と判断され、一般薬として販売されるようになりました。このように、もともとは処方薬だったけれど薬局で買えるようになったお薬を、スイッチOTCと言います。

しかしファモチジンは、高齢者や他に疾患のある方など慎重に使いたい場合があり、胃がんなどの痛みを隠してしまう可能性もあります。本来は医師の指示の元に服用することが望ましい薬ですので、購入に際しては薬剤師による問診が必要です。

 

 

■前回の宿題

■ステロイド離脱症候群について

   ステロイド薬を、長期間使用していた場合、急に使用を止めるとステロイド離脱症候群になります。

   主な症状→強い倦怠感、眠気、悪心・嘔気・嘔吐、頭痛、血圧低下、発熱、関節痛、筋肉痛

食欲不振、体重減少、表皮剥離など多岐に渡ります。

熱や痛みなどだけでなく精神的な症状があるので注意してください。

   中止するとき→ステロイド薬を自己判断で中止すると、これらの症状を起こす危険があるので止めましょう。中止の際は、医師の指示に従って薬を少量ずつ減らしてください。

■リンデロンVG

・リンデロンVはベタメタゾン吉草酸エステルというステロイドを含んでいます。

リンデロンVの「V」は吉草酸エステル(Valerate)から来ています。

  ・リンデロンVGは、リンデロンVに抗生物質のゲンタマイシン(Gentamicin)を合わせた薬です。

  ・抗生物質含有ステロイドは、ステロイドによる抗炎症作用に加えて、抗生物質で疾患部位の病原菌を減らす目的の合剤です。感染が無い場合や長期的に使うのではなく、治療開始の時に症状が改善するまで使用することで最大限の効果を得ることができます。

 

■軟膏の使用期限はいつまで?

  ・食べ物と同じように、軟膏などの外用薬も開けたら劣化が始まります。空気や熱、光、微生物によって

   有効成分が分解されたり、薬が細菌で汚染される場合があります。

  ・容器に書いてあるのは未開封のときの使用期限です。

開封した後は、保存状態が良ければ6ヶ月?12ヶ月程度が使用期限と考えてください。

チューブの先に直接指をつけていたり、キャップに軟膏が溜まりがち、室温で保存しているなどの状態では3ヶ月程度が目安です。