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西都保健生活協同組合 
「たぬきのひとりごと」

貯金より貯筋で 温かい生活を

貯金より貯金で 温かい生活を

今年の冬は、何度か雪も降り積もり、きれいな雪景色がみられましたね。寒さで、家の中に閉じこもり、猫のようにコタツで丸くなり、体を動かすことが少なくなっていませんでしたか。はじめまして、新婚ほやほや、ぬくぬくの、理学療法士の大喜多奈美です。

 今回は、骨格筋についてお話します。筋肉には、腕や足、腹筋、背筋などにあり体を動かす骨格筋、内臓や血管の壁となっている平滑筋、心臓にある心筋の三種類あります。平滑筋や心筋は、自分の意志では動かせない不随意筋ですが、骨格筋は、自分の意志で自由に動かせるのが特徴です。

 骨格筋は、伸び縮みすることで、関節を曲げ伸ばしし、体を動かしたり、姿勢を保つだけでなく、運動や、押しくら饅頭で温かくなることでもお分かりのように、体温を維持するために、多くの熱を生み出します。また、血液を循環させるポンプの役割りもあります。特に脚の筋肉は、大きく太く第二の心臓とも呼ばれていて、脚の血液を重力に逆らって心臓にもどし、浮腫まないようにする大切な働きもしています。さらには、骨や関節に加わる衝撃を吸収し、和らげる働きもしています。

 筋肉の細胞は、適度に負荷をかけることで、太く丈夫になるものですが、使わないと、どんどん弱くなってしまいます。宇宙飛行士が、抱えられながらアポロ号から降りてきたシーンを覚えてますか。無重力では、負荷がかからないため、どんどん筋肉が弱くなってしまうのです。寒いから、疲れるからと横になってばかりいると、手足の筋肉だけでなく、姿勢を保つための抗重力筋も衰えて、ますます起きているのが難儀になり、ついには寝たきりになってしまいます。

 筋肉を丈夫にするには、必ずしも激しく動き回らなくても、体全体の筋肉を意識しながらの、ストレッチが効果的です。筋力や身体バランスを保つことで、転倒予防になりますし、血行がよくなり凝りをほぐし、リラックスできるため、朝の準備体操、夜の整理体操に最適でもあります。

 人生を温かく過ごすために大切なのは、気持ちと身体を外に向け、犬のように喜び庭駆け回り、貯金より貯筋することかもしれませんよ。

(北多摩クリニック 大喜多奈美)